SNS -リアル- という偽りの舞台で。
2024年05月06日
1人用フリー台本
現実に向けられる目はいつだって私に厳しくて
本当の想いを言葉にできず口を閉じる。声にならない言葉は私の中黒く渦巻いて、
どこかで私でない私になった。
たくさんの嘘の中にたった一つの真実を。
そう言って創り上げたSNS -リアル- の私は、
たった一点の黒がじわりと広がって濁って泥だらけ。
音のない声では、偽りの言葉では、
誰も見向きもしない。
それでも、まだ。
それでもまだ、ここにいたいのです。
偽りだらけのSNS -リアル- だけが、演技にくるんだ本音を出せる場所。
くだらない透明な言葉に綺麗な衣装を纏わせ、どうか届けと願える場所。
演じることをやめてしまえば、私の声も止まってしまう。
だからどうか、ここにいさせて。
たとえ誰の目にも留まっていなかったとしても
、それでも綺麗な言葉を紡ぐから。
泥だらけの中身を隠して、私は私という役を被る。
この仮面がいつか外れて、私が本当の独りぼっちになるまで。
SNS -リアル- という偽りの舞台で。
2024.05.06