恋は全力疾走で
二人用フリー台本。男女
~回想~ 高校時代
女「先輩!好きです!付き合ってください!」
男「ごめんね。俺…君のこと知らないからさ」
女「じゃあ、これから知っていってもらえますか?私、諦めませんから!」
~現在~ オフィスの中・朝
女「先輩!おはようございます」
男「おはよう」
女「先輩。今晩、ご飯行きませんか?」
男「あぁ、いいよ」
女「やった。ついでに、そろそろ私と付き合ってくれませんか?」
男 「ふざけてないで、早く自分の部署に行け」
女 「わたしのこと、まだ知り足りないですか?」
男 「知ったからって好きになるわけじゃないだろ?」
女 「頑張ってるのになぁ。あ、ご飯は!約束ですからね!」
男 「…ったく、充分すぎるくらい知ってるよ」
女:高校2年生の時、先輩に初めての告白をした。
男:初対面の俺に告白してきた彼女を『よく知らないから』と断った。
女:だから、知ってもらおうと思ったの。
男:大学も就職先も俺を追いかけてきた彼女は、営業成績の良くて会社中の注目の的だ。
女:先輩に、私の事知って欲しくて。
男:知れば知るほど、彼女の本音がわからなくなる。
女:私を見て欲しくて、頑張ったのに。
男「ん?あぁ、人事異動のメール…え?」
~現在~ 居酒屋・夜
男「お前、さぁ…」(気まずそうに)
女「あ、聞いちゃいました?…本社に転勤です。お別れですね」
男「あのさ…」
女「あーあ、どうして…一番欲しいものは手に入らないんだろう」
男「待ってろ」
女「え?」
男「すぐそっちに行くから…今度は待っててくれ」
女「…嫌です!」
男「は?」
女「私、待ちません。…でも、先輩なら追い付いてくれるって信じてますから。そしたら…左手の薬指に、指輪!買ってくださいね?」
恋は全力疾走で #きぃわぁど 2025JuneBride 2025.06.16